天使ママのお部屋

体外受精、双子妊娠、22週流産、癒着胎盤を乗り越えてベビ待ち中のナースのブログ

夫婦のカタチ・それぞれの選択

こんにちは。天使ママのお部屋へようこそ。

 

私の身近には三つの夫婦がありました。

ひとつはもちろん自分たち

ひとつは両親

ひとつは弟夫婦

 

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両親は離婚済みです。このご時世、珍しくもないですね。

父がしなかったことはDVくらいです。

子供の学資保険は勝手に解約して使っちゃうし、カードは凍結してもまた新しいのをすぐに作ってきちゃう。家じゅうのお金を使って何をしていたか。ギャンブルと不倫です。どうしようもない父親でした。

昼ドラよろしくの展開を経て、両親の離婚が正式に決まったのは私が就職した年でした。

夫婦のお手本としては反面教師でしかありませんでしたね。

そんなわけで夫婦というものにも、結婚というものにもまったく良いイメージを持てなかったので一人で一生生きていく決意を固めたのが中学生の時。女が一人で生き抜くためには手に職だということでその頃から看護師を目指して看護師になりました。大人になって社会勉強をする中で、結婚も悪くないと思えたので今こうして結婚しているわけですが。今から10年前の自分からしたら今こうして結婚して妊活して不妊治療してなんていうことは想像も出来なかったことです。

 

夫婦としての良いお手本が私にはありませんでしたが、私たち夫婦がこんなにうまくいっているのは主人のおかげなんだと思います。

 

夫婦にはそれぞれのカタチがあるものだと思います。

それぞれにいいカタチというのがあるだろうと思います。

いいカタチというのはお互いにストレスを感じないで生活が出来るということなのかなと思います。

 

私たちは何をするにも一緒です。基本単独行動はありません。なんでも共有することで同じ感情を共有してそれがお互い満足感や幸福感に結びついているんだと思います。

コミュニケーションも非常に大切にします。会話はもちろん、スキンシップも常に欠かしません。仕事の愚痴だって聞きます。お互い今日は何をしていたか、週末は何をして過ごすかなんてことを話し合います。

 

一方、弟夫婦は私たちとはちょっと違います。休日はお互い自分の用事で各々出かけたり、買い物に一緒に出掛けても現地で解散、時間を決めて再度集合なんてこともあるようです。それでお互いちょうどいい距離感なんでしょうね。

私たち夫婦と弟夫婦ではもう一つ異なる部分があります。

私たち夫婦は治療をしてでも子供が欲しいと望んでいるのに対し、弟夫婦は子供を望んでいないということです。

これもまたそれぞれの夫婦の考え方だからいいと思うんです。本当に夫婦の考えであるならば。

子供を望むか望まないかが夫婦間で考えが違っていたら、難しい問題ですよね。

弟は言いました。

「自然といつか結婚して当たり前のように結婚式して当たり前のように子供が出来てそうやって年を取っていくものだと思ってたけど、違うんだなって思うよ。いい親にはなれないと思うからこれでいいんだと思う。」

結婚式もそもそも彼女は望んでなくて最初はやらないと言っていました。でも彼女のお父さんがやはり花嫁姿を見たいと言ってくれたおかげで結婚式を行うことが出来ました。いざやるとなったら新婦は誰よりこだわってはりきってましたが・・・。

そんな彼女は子供を望んでいないんだそうです。その背景には彼女が抱えている病気があるのかなと思っています。今は発症していませんが妊娠、出産をきっかけに発症することがあるというその病気を恐れているのかもしれません。はっきりとは言いませんが。

だとしたらそれはそれで仕方がないのですが、そもそもちゃんと話し合ったのかが気がかりなんです。弟の発言の奥にはなんだかあきらめの境地が見える気がして気がかりなのです。いい親にはなれない。というのはやはり自分たちの親が親だけにということかもしれません。いい父親モデルが弟にはありませんから。それも手伝って子供がいなくてもまぁいいかと思っているのかもしれません。それに病気のことを恐れていると思ったら、たとえ弟は子供が欲しいと思っていたとしてもそれを口にすることはやはり難しいんだろうと思います。

夫婦間の問題ですから親族であっても立ち入るものではないと思っているのでただ見守っています。でも当たり前に子供が出来るものだと思ってたと弟は言っていたわけですから、本当は子供を望んでいるのではないのかと思うとこれから先、その気持ちが膨らんだらどうなるのかが心配です。どちらか一方の気持ちだけではどうにもならない問題ですからしっかり話し合いをしてもらいたいなと思います。

 

自然と子供に恵まれる夫婦、妊活や治療に勤しむ夫婦、子供を望まない夫婦、いろんな夫婦のカタチがあってそれぞれの選択があるのだと思います。

子供を作らない選択、治療をやろうという選択、治療をしても授かることが出来ず、夫婦二人で生きていこうという選択。そういう選択肢もあります。大事なのはお互いの気持ちを正直に伝えあって二人でとことん話し合って選択をするということだと思います。

 

私は昔、自分の中に流れる父親の遺伝子が嫌でこれを後世に残したくないから子供は絶対に作らないと決心していました。そんなことを思っていたからなかなかできないのかもしれませんがそんな凍りついた心を温かい手で包んでくれた主人を、いつか「パパ」と呼ばれる人にしてあげたい。まだ私たちに治療を継続するという選択肢が残されているのならそれを選択したいと思っています。

早く子宮の傷よ治れ!と思いながら今日は産婦人科受診の日です。さて、どうなっていることやら・・・。

 

とりとめのない記事ですみません。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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