天使ママのお部屋

体外受精、双子妊娠、22週流産、癒着胎盤を乗り越えてベビ待ち中のナースのブログ

「隣の家族は青く見える」は見ていないけれど

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こんばんは。

天使ママのお部屋へようこそ。

 

気付けば前回のブログ更新から4カ月!

ずっと放置状態のこのブログ。

御無沙汰しております。

 

なぜ、このブログが止まっていたのかというと、単純に書くことが無かったから。

不妊治療も妊活も基礎体温をかろうじて付けてはいるものの、それ以外のことは何もしなくなっているのでこのブログに書きたいこともなく、更新が途絶えておりました。

その間、私は仕事に完全復帰でフルタイムで働くようになり再び仕事中心の生活になっていました。

 

そんな私がふと、このブログに書いてみようかなと思うことがあったのでこうして久しぶりにこちらのブログの記事を書いています。

 

「隣の家族は青く見える」というドラマがやっていましたね。

不妊治療をテーマにしたドラマです。

このドラマを見ていたかというと、全く見ていませんでした。敢えて、見ていなかったと言ってもいいですね。

私にとってこの話はテレビの中の他人事の作り話ではなく、自分に起きたことそのものだからそれをテレビという娯楽の世界で見るだけの気持ちにはなれなかったからです。

しかも、体外受精をして流産までしちゃったんですもんね、このドラマ。

そのまんま、私じゃんってね。流産するかもするかもとずっと先生に言われながらもどうにか安定期まで来て、お腹も大きくなって、ベビーカーは縦型かな横型かななんて話をしていた最中での流産でした。何が安定期だってね。

 

こうしてドラマになって様々な反響が出ているのを見ると、私の経験もなかなかすごいもんだなぁとか思っちゃったり。

悲しすぎて見ていられませんとか、いやいや実際それ経験している人結構たくさんいるからねって思っちゃったり。

 

私としてはこのドラマ全く見る気はなかったのですが、どうやら体外受精で妊娠したけど流産したという話になっているらしいことをネットニュースで見ました。そうなるときになってきたのがこのドラマの終わり方。流産した後、どうするのかだけがちょっと気になりました。

最終回ももちろん見てはいないのですが、ネットニュースであらすじだけチェックしました。

子供のいない二人だけの生活のことも考えてみようと旦那さんが提案して二人だけでもいいじゃないかっていう終わり方でしたよね。

このドラマは不妊治療だけじゃなく、LGBTとか離婚して1人で子供を育てる親のこととかいろいろ訳ありな家族を集めて隣の家族は青く見えてもいろいろあるんだよって話を作っているので、まぁこういう終わり方が一番なのかな。

 

 

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私も夫婦二人だけの生活でもいいのかなとも思うんですよ。正直、体外受精はしんどいし、その体外受精のせいで癒着胎盤にもなって流産だけでなく自分自身も一歩間違えば死んじゃうところだったわけだし。

子供がいるから幸せだとかいないから不幸せだってことなんてないし、どっちでも幸せになれるかどうかは結局自分次第。

子育てにも悩みは尽きないし、今どきの子育てって本当に大変そうだし、まともな人間に育て上げることが自分にちゃんとできるのかいって考えたらうーんってちょっと自信なくなっちゃうし。

それでもやっぱりさ、一度見てしまったわけですよ。

私が流産したのは22週。あと3週間持てば出産して助かるかもしれなかったくらいなので、当然もうちゃんと人としての形になっていたわけで。二人の姿を見て、触って、確かにいたんだって、産声はあげられなかったけれど、存在はしていたんだと確認してしまったんですね。そうなると、もう一度、空に帰ってしまったこの子たちを呼び寄せたいと思ってしまう。

そりゃぁ、生物学的に見たら今回妊娠したとしても流産した時の子とは違うわけですが気持ち的なことで言わせてもらうと、もし妊娠出来たら間違いなく「おかえりなさい」だと思っています。

 

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自分の旦那さんをパパにしてあげたいって気持ち、すごくよく分かる。でもやっぱり、自分もママになりたいんだなって最近思う。

諦めきれない。二人だけの生活もそれはそれで全然楽しいけれど、幸せだけれど、やっぱり諦めきれないから基礎体温だけはずっと測り続けている。

これがまたきれいなんだな。基礎体温。教科書レベルできれいな基礎体温してる(笑)

 

ドラマは3ヶ月で終わるけど、現実は生きている限りずっと人生は続く。二人だけの生活を望んで決断したとしても、その後数年経って後悔するかもしれない。

いや、もしかしたら数十年経って後悔するのかもしれない。

子供がいない、連れ合いには先立たれた、頼れる身寄りもいない、そんな孤独な高齢者になったときに後悔するのかも。

最後まで悔いのない人生にするってすごく難しいもんだなって思います。

 

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こういうドラマを通して不妊治療というものの理解が広がったら不妊治療しながら働く人への配慮も進むのかもしれないし、こういうドラマはあっていいんじゃないかと思います。いろんな立場の人に配慮した結末に導くのが大変だとは思いますが。

 

でもドラマはドラマとして、現実は早々簡単に夫婦二人だけの人生を選択することは難しいのです。

たとえ、自分がそれを望んでも相手も100%それを望むかは分からないし。不妊治療の難しさはそこにもあるんです。

自分だけの意見では決められない、相手あってのことだから。相手を思いやる気持ちと自分自身の気持ちのバランスが難しいんですよねぇ。

 

なんだかとりとめのないことを書いてしまいましたが、またきっと書くことないのでしばらくこのブログも更新しないのかもしれません。

不妊治療じゃなくても、妊活を再開することが出来たらまた書くのかもしれません。

私はまだ、きっと諦められないと思うから。