とある派遣看護師の行動から見る派遣の責任とは
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
9月に入って今年度も後半戦がスタートですね。
暑さもなんだかひと段落してしまったような涼しさで、夕方には鈴虫が鳴いていたり。
季節の移り変わりはあっという間ですよね。
さて今日は派遣看護師としての働き方について、最近これはちょっとどうなのかしらと感じた出来事について今日は書きたいと思います。
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ある日一緒に働いた派遣看護師との出来事
私が派遣でいつも行っているデイサービス。
ここは土日祝日もかわらず営業していますが、土日祝日は理学療法士さんがお休みのため、看護師が2名体制で1人は看護師業務、1人は機能訓練業務に分かれます。
土曜日のある日、私ともう1人の看護師は今日初めてこのデイサービスに派遣できた看護師でした。
見た目年齢的には25~35歳当たりの若い看護師さん。同世代の看護師と一緒になることは珍しいのでちょっとうれしくなりました。
「初めてなんです。」と言われたので、慣れているであろう看護師業務をお願いして、私は機能訓練をやることになりました。
でもこの派遣看護師さん、ちょっとねぇ。看護師としてというか働くということに対してちょっと無責任なんじゃないかなと思ったんです。
何がどう無責任だと感じたのか具体的な出来事を書いていきますね。
指示待ちで自分から動けない
初めてだということで利用者さんのお迎えに出てしまっている職員さんに代わって、利用者さんが来る前にざっくりと仕事の説明は私もしておきました。その後で一通り職員さんからも業務内容は説明されていました。
しかし、11時くらいになってどうやら言われたことが終わったのかぼーっと立っていました。当然ですが、私も機能訓練の真っ最中、職員さんたちもお風呂に入れたり体操したりと忙しく動いています。
まだ午前中です。仕事が終わるわけがありません。
指示されたことが終わったのなら次は何をすればいいのか聞いたらいいと思いませんか?
返事をしない
ぼーっと立っているのを見て職員さんが脱衣室の方から「○○さん、手が空いてるならちょっとこっち手伝ってもらっていいですか?」とお呼びが掛かりました。
無言で脱衣室の方へと向かい歩き出しました。
返事くらいしたらいいと思いませんか?
ちなみに、当然ですが私が呼び掛けても一度も「はい」というお言葉はもらえませんでした。
たかが二文字の返事。されど大事なことだと思うのですが。
質問が出来ない
午後は記録をひたすら書きます。
職員さんが一通り記録の書き方を説明していたのを見ていたので、細かいところを私が補足説明し、「何かわからないことがあったらあっちにいるので声かけてくださいね。」と一言添えて、私は自分の仕事に取り掛かりました。
私が自分の仕事を終えて、進み具合を聞きました。
もう大半の利用者さんの記録は終わっているということで、やけに進みが早いな。記録書くの得意なのかなぁなんて考えつつ、残りの記録の仕事を手伝い、全部の記録を書き終え「これで最後ですね。」と私が記録のファイルを閉じたところでした。
「ここは書いてないんですけど、書くんでしたっけ?」
利用者様のご様子という名のフリーで数行書き込む欄がまさかの空白。
「えっと・・・。はい、書きます。全部書いてないですか?」
「はい。」
その記録は毎回利用者さんが来るたびに書いている記録で前回までの分も全てそのファイルに綴じられています。どういう風に書けばいいのか前回の記事を見れば大体わかるはずです。フリー欄以外の項目をすべて書いておいてそこだけ書かなくていいなんてどういう判断なのかがまずよく分かりませんし、書くのかどうか迷ったのであればなぜ職員や私に聞かないのかって思いませんか?
そこから怒涛の如く、そのフリー欄に今日の様子を書き込んでいきました。
しかし、彼女は自分の目の前にある分のファイルが終わったらさも終了したみたいな感じでまたぼーっと眺めています。
私の目の前にはまだ書いていないファイルが山積みです。
私が書き終わって次のファイルを手に取ってもまだぼーっとしています。
仕方がないので「次お願いします。」と手渡しました。
この仕事はあなたの仕事で私はあなたの仕事を手伝っているに過ぎないんですけどと心の中では言いながら(笑)
この人残念だなぁと思われてしまう言動
派遣だからとか正社員だからとかもはやそういうレベルの話でもなく、働く人として残念だなぁって思っちゃったんですよねぇ。
- 指示待ちで自分から動けない
- 返事をしない
- 質問が出来ない
こうやって並べてみると、残念な人の典型じゃないですかね。
そして記録用紙には記入者のサイン欄もありますがそこにサインも書いていません。
「ここにサイン書いてください。」
「あ、わかりました。」
1日しか来ないからこそ、もっと責任を持って仕事をしようよって同じ派遣看護師ながら思うのですよ。
そこにサインをするということはここに記載されていることに責任を持つということです。もう来ない職場かもしれなくても、いや、だからこそ、周りに迷惑をかけない働き方をしないといけないと思うんですが。
派遣のプライド
派遣は気楽でいいよねとか、責任がないからねとかよく言われますが、確かにそれはそうかもしれません。でも、派遣にも派遣なりのプライドを持つべきだと思うのです。
責任がないから適当な仕事をしてもいいってわけはないですよね。
特に看護師ですよ?たとえたった1日の職場であっても適当に仕事をすることが許されるような職種ではありません。
病院じゃないし、基本的には元気なお年寄りが集まる場所だから楽でしょって言ってもだからって適当に時間潰して看護師としての御立派な給料をもらうなんておかしいと思います。やるからにはちゃんとお給料に見合うだけのお仕事はしなければなりません。
1日しか来ないからこそ、しっかりやり切るということは重要ですし、次の人が困らないようにきちんと整頓したり、利用者さんの情報を分かるようにしておくということも派遣だからこその気遣いとして求められると思います。
おわりに
なんだか偉そうなことを書いてしまった・・・。
でもなんか同じ派遣看護師としてこういう人はちょっとなって思ってしまって。
それにしても派遣で人員を確保する事業所側も大変ですね。どんな人が来るか分からないですもんね。やっぱり人材は企業の宝です。いい人材はちゃんと大切にして長く働ける環境を作って派遣に頼らなくても回せるようになれば一番いいですからね。
派遣で働いている私が言うのも難なんですが・・・。
自分もこれから事業所を運営していく側としていろいろ考えさせられる出来事でした。
最後までお読みいただき有難うございます。
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