妊活応援制度と世間の認識
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
今日は本題に入る前にちょっと昨日の出来事を。
わお!言及されましたー!sandさんは私のブログの第一号読者さんです。こういう日に限って、夜外出していて携帯の画面にぽっとお知らせが出て「な、なに⁉言及だと⁉」となったはいいけどひとまずゆっくり読めるようになるまで待って、でもそわそわしちゃって(笑)
ようやく落ち着いて読めるようになってから、「それでは、失礼しまーす。」って心の中で呟きながら記事を読みました。以前にも言及というのをされたことがありますがほんとこれはドキドキしてうれしいですね。
私は妊娠というのは本当に奇跡の積み重ねで成り立っているんだと思っていましたが、こちらの記事を読ませてもらって心に響く一言がありました。
偶然が積み重なる妊娠は、奇跡ではなく、必然
そうか。そういう捉え方もあるよなって。
そう捉えた方が手が届きそうだとおっしゃっているsandさんの気持ちがよくわかります。奇跡だと思ったら叶わない気がしてしまいますが、偶然が積み重なった必然だと思ったらなんだかどうにかなる気がしてくると思いました。
同じことでも捉え方ひとつで印象はこんなにも変わる。それならいい方に捉えたいですね。
では、ここから今日の本題です。
先日、ちらっと本当にちらっとテレビで取り上げられていたニュース。
天下のLINE様が妊活のための休暇制度を取り入れたと。
おおー!いいことではないか。
ということで、今日は不妊治療と休暇制度をテーマにしたいと思います。
本日のメニュー
妊活や不妊治療に対する休暇制度がある会社
せめて採卵前2週間とか移植の前後1週間とかだけでいいから無給でいいから休ませて。そこだけ治療に専念させて!そう思ったことがありませんか?
私は少子化対策の一環として早くこうした制度が出来てほしいと思いました。特にね、夜勤をしなければならないような仕事でしたし。これじゃ、うまくいくもんもいかないんじゃないかとか心配で。
と、いうことで、いい機会なので妊活や不妊治療に対する休暇制度がある会社を調べてみました。いくつかご紹介します。
サイバーエージェント
「マカロンパッケージ」とう名前で制度を導入。女の子はマカロンがお好き。このパッケージの中身は妊活に限らず、生理や子供の行事など女性特有の休暇制度をまとめてこうした名称にしているようです。2014年から導入しております。
トヨタ
今年の1月出来立てほやほやの不妊治療支援休暇と題しまして、年5日休めるんだとか…。はっきり言ってね、5日じゃ全然足りないのだけれどないよりはましですね。
損保ジャパン日本興亜
去年12月トヨタさんより一ヶ月前からこちらは「ライフ&キャリア応援休暇」とのお名前で制度を導入。不妊治療に限らず、英会話や免許取得にも活用できる文字通りキャリアを応援するらしいのですが、このお休みはあくまで有給休暇として扱い全体の休暇日数は増えないそうです。有休を使う抵抗感を減らすためなんだって。
三菱重工とパナソニック
こちらはすごい。「チャイルド・プラン休暇」なるものがあって1年休めます。無給ではありますがポジションはそのまま。ありがたいですね。三菱重工ではこの制度2011年には既にあった制度みたいで二人が取得していたそうです。個人的にはこの制度が一番治療の実際に合った理想的な制度だと思います。
休暇制度に限らず、金銭面で補助金を出してくれる会社や時短勤務にしてくれる会社もあります。オムロンやNECなどどれも大企業ばかりですが・・・。
制度をいろいろ調べてみた感想
いろいろ調べてみましたところ、いろいろ思うところがありました。
世間の認識ってこういう感じなのか
ニュースからブログからまとめサイトまでいろんな人がこの不妊治療にまつわる休暇制度について言及していました。
が、しかし、「昨今の妊活ブームにより・・・」とかね。
「この制度で休みが増えるのはズルい気がする・・・」とかね。
あーなるほど。これが世間の見方なのかなぁって。
妊活ブームってね、流行っててやってんじゃないからね。そのうち妊活とか古いよねーとか言いださないでほしいですよ。命を授かるためにやっていることですからね。この表現はぜひやめていただきたいものです。
不妊治療のために休むことがズルい。うーん、まぁ単純に休日と捉えられるのはどうかしらと思うんです。遊んでるわけではありませんし、不妊治療している人の精神状態がどんなものか分かってほしいなって思うんですよね。
治療している人たちは職場に迷惑かけないようにって必至にできうる限りの調整をしていたりします。次の受診はおそらくこのあたりだろうから、こうしておこうああしておこうと。誰かにシフトをかわってもらわなくても大丈夫な日に受診が重なりますようにとか祈ってたり。そういう心配から解放されて治療したい!って何度も思いました。
でも辞めたらこの高い治療費を払っていけない。だからいっそ、1年とかまるっとお休みさせてくれる三菱重工の制度はいいなって思ったんです。別に1年じゃなくても3カ月でも十分です。
治療の実際と制度の内容にかい離がある
年5日のお休みってね、正直全然足りませんよね。タイミング法という排卵の日を予測してもらうだけだって月に数回病院に行くし排卵のタイミングなんて人それぞれだから仕事の都合に合わせられないんです。
しかも体外受精なんてやろうもんなら採卵の前2週間はできたら休みたいし受精卵の移植の前後も休めたらありがたい。
特に看護師の世界は夜勤があります。この不規則な生活が移植の成功率を下げるんじゃないかとか思いました。できたらせめて夜勤免除とかあったらいいのにって思いましたし、もっと言わせてもらえれば3カ月くらい休ませてほしいと思いました。
もっと制度を世間にアピールしてほしい
LINEのニュースもね、本当にちらっとだったんです。全然余裕で聞き流せるくらいの、そういえばこんなニュースもありますよみたいな。もっと今の世の中の流れはこうなってきているんだよってアピールしてほしいなって思いました。
今は大企業だけの取り組みではありますが、こういうことが世間で取り上げられてニュースになればどんどんほかの企業も取り入れていっていつかはこういう制度があって当たり前になると思うので積極的に取り上げてほしいです。
まとめ
妊活ブームだの休みが増えるのがズルいだの言われているくらいですからね、不妊治療をしていること自体会社に言えない人がいるのも理解できます。
世の中には多くの差別や偏見がありますが、この不妊治療にもおおいに偏見があるんですね。
妊活や不妊治療をしている女性が毎月生理が来てしまった時、どれだけ絶望しているか。それをひたすら心の中に押し込めて仕事してるんだって事を分かってほしい。それに日本人特有の人に言わないことの美徳みたいなのってあると思うんですよね。影ながらの努力や苦労こそが美しいみたいな。でもね、やっぱり妊活や不妊治療をやっているこちら側ももっと主張すべきだと思います。治療をしてでも子供を授かろうと頑張っていることは素晴らしいことです。この少子化の世の中に貢献してるんだし。
もっと胸を張って私は頑張ってるんだって言っていいし、もっとみんながアピールしたらこんなにもたくさんいるんだって世間の認識も変わっていきます。
不妊治療は保険がきかず、とてつもなくお金が掛かります。助成金が出るでしょって言ったってそれは体外受精から。体外受精に至るまでの治療や検査費用に関しては通常の高額医療費控除として税金が戻ってくることありますが、それ以上の保証はありません。病院によってはカード払いもできず、現金一括で支払わなければなりません。
仕事を完全に辞めてしまうと治療にも制限を設けることが必要になったりもします。仕事を続けながら治療ができることがベストです。もっともっと世の中の理解が必要です。企業の働きかけもそうですし、そもそも不妊治療が保険適応外なのもおかしいし、これだけ少子化を問題視しているなら子供を作ろうと頑張る夫婦をもっと大切にしてもらいたいですね。
以上!今日は妊活や不妊治療にまつわる休暇制度のお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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