不妊治療にこれから臨む人必見!不妊治療と仕事を両立させる3つのコツ
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
働きながら不妊治療をするって大変だなって思いますよね。
いろいろ自分なりに妊活してみたけれど、やっぱりだめで不妊治療に踏み切ろうかと思ったときに一番ネックになるのがこの仕事と不妊治療の両立だと思います。
今日はそんなこれから不妊治療をしようと思っているあなたにうまく仕事と両立するためのコツをご紹介したいと思います。
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不妊治療と仕事の両立がなぜ難しいか
これから不妊治療に踏み切ろうとしているあなたにとって、不妊治療と仕事の両立はとにかく大変そうだと思っても具体的にはなぜ大変なのかがイメージできないのではないでしょうか。
総合病院で看護師をしながら体外受精までやっていた私が考える不妊治療と仕事の両立を困難にさせる要因は大きく分けて4つあります。
受診するタイミングを自分で選べない
これが私にとって最大のストレスとなりました。どのような治療をするにせよ、受診のタイミングはすべて生理周期に合わせて調整されます。
病院の診療スタイルによって様々ですが、主治医制を取っている病院ではその主治医の先生が外来に出ている日が限られることもあるでしょうし、自分の希望した時間の予約が取れないということもあるでしょう。
私が通院していた病院は主治医制ではなく、予約制でもないためまだ比較的通いやすくはありました。ですが、毎回先生が違うと話しやすい、話ずらいとかもありますし信頼関係は築きにくいです。
私が通っていた病院のように予約制でも主治医制でもない病院であっても体外受精をするときには次回の受診の日は指定されていましたし、処置をするときは時間も指定されていました。予約制ではないのである程度自分の仕事の都合で通えるのだろうと思っていましたが、やはり体外受精をするとなったら違いましたね。
病院が少ない
誰でもが通う可能性のある眼科とか耳鼻科とかと違い、不妊治療専門病院は対象となる人が限定される分、病院も少ないのが現実です。普通の産婦人科でさえ、医師不足が問題となっているくらいですから不妊治療ともなれば尚更です。
東京でこそ体外受精までできる病院は80か所ありましたが、お隣の神奈川県で34か所、千葉県で27か所です。東京も23区内に集中していて23区外にはたったの14か所です。
自分が住む場所から通院可能な範囲にある病院と考えたら選択肢がほとんどない人の方が多いでしょう。
それに伴い、待ち時間も長くなってしまうことが多いです。病院の数が患者数に追いついていなのが現実です。
私が通っていた病院も土曜日は待合の椅子が足りないのが当たり前で朝も診療開始の1時間前から並んでいる人もいました。
ただ病院側も色々と工夫をしています。主治医制も予約制もとっぱらった診療スタイルは効率よく患者を診察するための工夫ですし、予約や混雑状況を確認するアプリと連動させている病院もあります。
薬の影響で体調に波が出る
私はあまりありませんでしたが、ホルモン剤などの薬は体調に変化をもたらすことがあります。副作用でめまいや吐き気が出たりして人によっては仕事を休まざるを得ないくらいの症状が出る人もいます。
ただでさえ、受診の都合で仕事を休まなくてはならないのにそれに加えて急なお休みをもらわなくてはならないという罪悪感が更なるストレスにつながります。
不妊治療に対するイメージが悪い
不妊治療に対していいイメージを持っている人って少ないですよね。だから職場に不妊治療をしていますって公表するのはためらう人が多いと思います。
職場にはなんて言ってこの日は休もうか、今は移植をしたところだからできればこういう仕事は避けたいけれどなんて言えばいいだろうかとか、どうにか職場に不妊治療のことは言わずに調整しようと頑張っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。
不妊治療と仕事を両立させるためには
上に挙げたような理由で不妊治療と仕事を両立することが難しく、結果仕事を辞めざるを得なかったという人もたくさんいらっしゃいます。ですが、何かと高額な不妊治療。出来れば仕事をしながら不妊治療もしたい。
そこで、不妊治療と仕事をうまく両立させるためのコツを3つご紹介します。
無理なく通える病院を選ぶ
病院の数は確かに少ないのが現実です。ですが、先ほどの病院の数は体外受精が出来る病院に限っています。不妊相談や検査、排卵のタイミングを診るだけなら対応している産婦人科病院というのもあります。まずはそういった病院も視野に入れて病院選びをしてもいいと思います。いざ専門的な治療が必要だと判断されたときに、新たな病院を選んでも遅くはないと思います。
無理なく通える病院のポイント
- 自宅から通う場合と職場から通う場合を想定して通いやすい場所
- 土日や遅くまで診療している病院
- 主治医制、予約制ではない病院
職場に協力を求める
不妊治療は夫婦で取り組むものです。ですが、夫婦二人だけの力だけではどうにもなりません。やはり、周りの協力も必要不可欠だと思います。
私は上司や同期、親しい同僚には不妊治療をしていることを伝えました。私は伝えて良かったと思っています。
なんて言って休もうかと悩むストレスがなくなったし、理解してもらえた安心感もありました。
ただ、私の場合は周りがとてもいい人達だったから良かったですが、中にはあまり気持ちのいい態度とは言えないような態度を取られることもあるかもしれません。まだまだ不妊治療に対する世間の理解は浅いですし、誤解も多いです。
なので、誰に言うべきなのかはよく考えた方がいいでしょう。職場の雰囲気から考えてあまり歓迎されそうになければせめて直属の上司にだけは打ち明けておくとか、見極めが必要です。
ストレスを溜めない身体づくり
不妊治療と仕事の両立ってストレスがたまりそうですよね。不妊治療で思ったような結果が得られない。だけれど仕事も忙しくて、通院のためにお休みをもらいたくてもなかなか言い出せない…。私は職場がとても協力的でそれがかえって申し訳なく感じてストレスでした。
よくストレス発散をしましょうとか、効果的なストレス発散方法とか聞きますが、このストレス発散のための行動が逆にストレスを増加させてしまうことがあります。
たとえば、もともとはストレス発散のためにジョギングを始めたのに、次第に距離やタイムにこだわるようになっていって、思うようなタイムが出なかったときにまたストレスを感じたりといった事です。
ストレス発散行動も大事ですが、もっとも重要なのはストレスを溜めない体づくりです。そのために大切なのが考え方。完璧を求めず、考えすぎないことです。
私もそうでしたが、不妊治療で迷惑をかける分、仕事は完璧にやらなくてはと思いがちではないですか?しかし、そういった考えがストレスを抱えやすい要因となります。
長く不妊治療と仕事を両立させたいと思うならば、どちらも完璧を求めず、出来ることをやれるところまでやるくらいの気持ちで臨んだ方が長続きします。
不妊治療と仕事、両立させるメリット・デメリット
仕事との両立を考えたとき、そんなに大変なら不妊治療に専念した方がいいんじゃないかって思いますよね。
では不妊治療と仕事、両立させることでどんないいこと、悪いことがあるのでしょうか。
両立させるメリット
収入の安定
不妊治療にはお金が掛かります。それに、見事授かれたら子供を育てるのにもまたお金が掛かります。稼げるときに稼いでおきたいですよね。
気分転換
家に居て不妊治療に専念してしまうと寝ても覚めても不妊治療のことを考えてしまいがち。仕事をしていれば気持ちの切り替えがしやすいと言えます。
キャリアを積める
今までやって来た仕事を続けてせっかく築き上げたキャリアがありますよね。それを捨てることなく、産休や育休を取ってまた復帰するという道を開くためには仕事を続けることが大切です。
両立させるデメリット
治療の進行の妨げになる
今月は大きなプロジェクトがあるから治療は見送るか…とか仕事の内容やスケジュールによっては治療を遅らせることもあります。
不妊治療は1日2日ずらしてとか1週間だけお休みとかそういうことは出来ません。すべては生理周期によって決められるのでそれに合わせられないのであれば次の周期に合わせるしかないので一度妨げられると次のチャンスは来月という事になり、なかなか進まないなという気持ちになりやすいと思います。
仕事から来るストレスに悩む
私のように職場の理解があるとしてもそれに対して申し訳ないという気持ちになったり、理解がなければないで心無い一言に傷ついたり、仕事から来る精神的ストレスは大きいかもしれません。なので、上に書いたようなストレスを溜めない体づくりが重要です。
人によってメリットデメリットの比率は変わってくるでしょうし、自分がどれに当てはまるかをよく考えて仕事と両立させた方がいいのか不妊治療に専念した方がいいのかを判断しましょう。
まとめ
これから不妊治療に臨む人はとにかく不安かもしれませんね。でも実際はやってみないことにはわかりません。もしも、今あなたが不妊治療に踏み切るか迷っているのならいち早く受診することをお勧めします。
自分にはまだ早いんじゃないかと思っても検査だけでも受けておいて損はないですし、たとえ20代であっても不妊症の人はいます。治療には長い時間がかかることもありますので早くに原因を見付けられたら治療にかけられる時間も長くとれたと思ってラッキーだったと前向きに捉えた方がいいでしょう。
そして初めから夫婦二人で受診することを強くお勧めします。不妊の原因の半分は男性にあります。女性ばかりが原因であるとは限りません。一刻も早く原因を追究するためにも、夫婦そろって診てもらい、二人の問題として二人で取り組むようにすることが重要です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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