不妊治療VS仕事を不妊治療with仕事にするために
こんにちは。天使ママのお部屋へようこそ。
今日は妊活関係のお話です。
不妊治療と仕事の両立って永遠の課題ですよね。
私もこのことについてはおおいに悩みましたよ。
今日はそんな永遠のテーマについて考えていきたいと思います。
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不妊治療と仕事を両立させる方法の理想と現実は違う!
いろんなサイトで不妊治療と仕事をうまく両立させる方法とか書いてありますよね。
まず上司に相談するとか、病院に予め通える日を伝えるとか、病院を変えるとか。逆に職場をかえるとか。
いやー、私の場合ですけど、病院側は当然のように次の受診日を言ってくるんです。「じゃ、次は〇日にきてください。」みたいな。
いやいや、「来てください」じゃなくて「来れますか?」じゃないの?っていっつも思いながら「わかりました。」と答えてました。
体外受精の場合、ほぼもうスケジュールは強制的でした。
ある程度仕方ないんですよ。排卵のタイミングを逃したら一巻の終わりですからね。
だから病院に予め通える日を伝えるっていうのは体外受精をするうえでは意味がないしたとえタイミング法だとしてもある程度制約はつきます。
それでも病院によって通いやすさを追求している病院もあります。他の方々のブログを拝読させていただくと例えばアプリで予約が取れるとかそういうシステムを導入している病院もあるようです。
では簡単にそういった病院に変えられるかっていうとこの不妊治療を担う病院ってそんな沢山ないんですよね。特に体外受精まで扱える病院は。都心だと多少は選べるかもしれませんが私が調べた限り、23区外で体外受精を取り扱っている病院は14か所でした。中には駅からバスで行くようなところもあるし自分の家から通えるって考えるともっと絞られるでしょう。車があればまた違ってくるとは思います。私の場合、現実的に通えそうだなと思ったのは3ヵ所でした。
病院を変えるって言っても通いきれる範囲には選択肢が少なすぎるっていうのが現実かなって思います。
じゃ、逆に自分の職場を変えてみるか?いやいや、職場を変えるなんてね、ストレスでしかないし早々簡単に自分の希望するような職場が見つかるかってね。それに今のキャリアを大事にしたいってことだってあるし。
それでもなんとか仕事と両立したい!ですよね。不妊治療か仕事かって対立させるのではなく、自分の生活の中に無理なく両方取り込みたい。
なかなかこうすれば両立できるよっていう答えはないんですけど、私はこうだったということを書いていこうかと思います。
不妊治療vs仕事
私は検査をしていきなりの体外受精でした。そんなことになるとは思ってもなくて、よくあるタイミング法やって、だめなら人工授精でってなっていくものだと思っていました。
い、いきなり!それって最後の手段的なやつじゃないの?
た、体外受精って一番大変なやつじゃん。注射とかするやつじゃん。
軽い気持ちで検査をしていましたので当時はそんな程度の知識しか持ち合わせておらず具体的な通院のイメージさえもありませんでした。
そこでまず、検索したキーワードは
「体外受精 仕事 両立」でした。
体外受精の仕組みよりなにより仕事!仕事どうしよう!ってほうが心配でした。
よく聞く話だと「人工だとなんとか仕事しながらでも行けたけど、体外ってなるとね。無理かなって思って辞めました。」
ネットで検索した時もこういう意見が多かったように感じます。
でも、お金必要なんですよね。60万くらいかかるんですよ。一回で。助成金出ても30万くらいは払うんですよ。おいそれとは辞められないですよね。
看護師は明日いきなり休みまーすとかこの日有給くださーいとか言えないシステム。ずーっと看護師として働いていると普通だと思ってましたが有給休暇が自分の都合で使えないって普通の企業だったらわりとありえないことみたいですね。
休みたい日は一か月前、来月の勤務表を作成する前に申請するのが一般的な病院のシステム。一か月前に翌月の受診の都合はつきません。なんたって子宮さまと卵巣さまのご都合次第ですから。
無理なのかなって悩みました。でも来月で辞めさせてくださいって言ったってすぐに辞められる病院でもなかった・・・。それじゃ、治療はいつから始められるんだろうか・・・。
完全に不妊治療をとるか、仕事を取るかだなって思いこんでましたね。
まさしく「不妊治療vs仕事」だと思っていました。
勇気をもって言ってみた
この時点で私は決めつけていたんだと思います。きっと職場は理解してくれないって。忙しい病院ですからそんな勝手な都合で急に休まれるのは困るって言わなかったとしてもそういう雰囲気になるんだろうなって。
そんなことを悶々と考えていたら主人は言いました。
「まずさ、言ってみようよ。話はそれからじゃない?」
まぁ、そうだよね。言う前からあれこれ考えても仕方ない。
主人に背中を押してもらって、勇気をもって上司に相談してみました。
すると上司は言いました。
「仕事なんている人でなんとかするから大丈夫。」
おお!なんか受け入れてもらえたかも!
その後も私の上司はことあるごとに治療の進捗状況も聞いてくれて、話の流れで次はこのあたりで休むかもしれませんとか言いやすかったです。
もちろん、中には職場には何も言わずに治療を続けている方もいらっしゃると思います。職場に言うか言わないかはその職場の状況や職場での立場とかによってもいろいろ事情が違うでしょうから一概には言えません。むしろ、言わずに頑張っておられる方々は本当にすごいなと思います。
ただ私の職場環境では言わずに体外受精にチャレンジすることは難しかったと思います。そして思ってた以上に私の職場は私に配慮してくれました。夜勤のない外来への異動も提案してくれました。でも案外夜勤をしている方が夜勤の前や夜勤の後の日中の時間に受診することが可能なので便利なんですよね。そういう意味では普通に月~金の日中に働いている人よりは通いやすかったというのはやってみてわかったことですね。おかげでそこまでシフトチェンジをお願いすることなく通いきることは出来ました。
結果的に私は周りの人たちの協力のおかげで「不妊治療with仕事」とすることが出来たと思います。
不妊治療with仕事にするために
今の時代は10年前と比べても不妊治療に対する社会全体の意識が高まったと思います。今や夫婦の6組に1組は不妊治療をしています。思い切って聞いてみると案外実は治療をしている人、していた人はたくさんいます。
男性ばかりの職場だから理解してもらえないだろうと決めつけてはいけないと思います。案外、男性の方がよくわからないけど大変そうだから何でも言ってねなんて感じになったり(笑)それに私のこのブログも結構男性の方にも読んで頂けているようで男性もこういったことに興味関心を持っていらっしゃるのではないでしょうか。自分の体と根本のメカニズムが違いますからなかなかしっかり理解することは難しいかもしれませんが、でももしかしたらあなたの職場の上司の男性も既婚者なら不妊治療を経験しているかもしれませんよ。
何はともあれ、「不妊治療vs仕事」を「不妊治療with仕事」にするためには歩み寄りましょう。まずは、職場の親しい人に相談するでもいいと思いますよ。上司にいきなり話すのが気が引けるようなら周りから固める!でもアリですよ。
きっと理解者はどこかにいます。10人いれば1人くらいは必ずいます。心無い言葉をかける人もいるかもしれませんがそういう言葉はトイレにでも流しましょう(笑)
不妊治療は一人ではできません。もちろん夫婦の協力が一番です。そして次にその周りのサポートです。迷惑をかけるという意識からみんなで協力していくという意識に変えられれば「不妊治療with仕事」にすることができます。
こういったブログを不妊治療をしている人だけでなく、全く関係ない人が読んで不妊治療に対する正しい知識を持ってくれるといいなぁって思っています。
これから体外受精に踏み切る方へ
私もそうでしたが、どんな流れなのか具体的な受診頻度のイメージとか採卵や移植のイメージが欲しいと思いました。
リアルタイムでやっている方のブログだと具体的ですが見なくてはならないページが膨大になると思います。
私は自分の経験をぎゅっと2つの記事にまとめました。他の治療を経験されている方々のブログも拝読させていただいたなかで、自分の認識が間違っていたなと思った部分などを一部修正しました。よろしければご参考までにどうぞ。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
よろしければこちらもどうぞ。