看護師が教える入院の必要物品とあったら便利な4つのアイテム
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
私のブログもだんだんと検索流入が多くなってきました。その傾向を見てみると、多く検索されている記事は「入院」にまつわる記事でした。なので今日は、長年看護師をしていたし、入院も経験した立場から、入院の必要物品とあったら便利だよ物品をまとめていきたいと思います。
自分は健康だし、入院なんてしないよと思っていてもその時は突然やってくることもあります。
交通事故、盲腸、妊娠、などなど昨日までぴんぴんだったのに突然入院するってことだってなくはない。だからこそ!いざというときのために、知っておいて損はない、いざという時のための入院グッズをご紹介しましょう。
本日のメニュー
絶対持って来てほしいアイテム
まずは、緊急入院となった場合であっても最低限これだけは持ってきてほしいと看護師の立場からお願いしたいくらいの物品から。
保険証
今飲んでいる薬
千円札数枚と小銭
これはもう必須アイテムです。
着替えとか身の回りのものは最悪コンビニや売店で調達出来たりもしますが、保険証と薬だけは持ってきてもらわないとわかりません。
特に薬。これは実物又はお薬手帳などの何を飲んでいるのかわかるものがないと治療にも支障が出てくるので重要です。
現金もいくらか持ってきてほしいのですが、困ったことがあったらこれで買い物してねってご家族が1万円札とか置いていかれることがよくあります。おそらく、どれだけ必要になるか分からないからとりあえず困らないようにと思って一番大きいお札を置いていかれるのだと思いますが、実はこれが結構厄介なんです。
テレビカードの券売機とか飲み物の自販機とか千円札しか対応していない機械もありますし、大金を病院に持ち込むのは危険です。
患者さんによく両替を頼まれるんですが、コンビニまで両替をしに行っている余裕はないので自分の財布の中で対応できるときのみやってました。基本、ナースステーションでの両替は受け付けていないと考えてください。
持ってきた方がいいアイテム
では次に、これは持ってきた方がいいというアイテムです。
病院によってどこまで何が病院で準備されていて何を自分で準備しなければならないかは異なります。
予定入院であれば、しっかり入院のしおりを確認して準備をすればいいと思いますが、緊急入院となると悠長に準備も出来ませんね。
基本は身の回りの物品と考えれば大丈夫。
食事に必要なもの
→箸、コップ(プラスチック製)、ストロー
洗面道具
→歯ブラシ、タオル、洗顔フォーム、化粧水、ヘアブラシ、髭剃り
着替え
→下着とパジャマですが、できるだけ緩めのものをおススメします。寝ながらでも着替えやすいし、できるだけ締め付け感がないもののほうがいいです。
くつ
→スリッパは基本NGです。すぐ脱げてしまって危ないので。運動靴である必要はありませんが、かかとがあって脱ぎ履きしやすい靴をご持参いただくのがベターです。
まずはこれだけあれば困らないと思います。
コップは落としても安心なプラスチック製がいいです。
横になりながらでも水が飲めるようにストローがあると便利ですよ。
パジャマはレンタルもある病院が多くなっていると思います。洗濯をしてくれる家族がいない一人暮らしの人なんかはレンタルもおススメですが、レンタルパジャマってぶかぶかなんですよねぇ。ぺらっぺらでうすくってじっとしているだけの入院生活だと夏でも寒いくらい。
レンタルを活用するなら上着とか羽織るものを一枚持っていくといいかもしれません。
料金は大体1日100円くらいで病室まで持ってきてくれて洗濯物も回収してくれるというところが多いと思います。
手術の場合、前開きのパジャマを用意してくださいとか言われると思うのでそういうパジャマを持っていない人もレンタルがおススメです。
ちなみにレンタルはタオル類もあります。
あったら便利な入院グッズ
では最後に、あったらいいなの便利グッズをいくつかご紹介しましょう。
実際入院してみての感想も含め、看護師として働いていて患者さんが持っていたものもご紹介します。
エス字フック付きのカゴ
100円均一で売っているであろうこのカゴ。本来は台所とかで活躍するこのカゴは入院生活の強い味方なのです。
ベッドの枕元とかに携帯をぽいっと置いておくと、うっかりそれを忘れてベッドの頭側をリモコンでウィーンと上げて行ったときに勢いよく滑り落ち、そのまま床まで携帯がどーんっと。
入院するほど弱った体で床に落ちたものを探して拾うのも一苦労。もしくは不可能。
こんなつまらないことでナースコールを押したくない!でも致し方ない!
ゴメンナサイ看護師さん!という気持ちでえいやーとナースコールを押すかどうかは分かりませんが、こういう面倒なことにならないためにこのカゴをベッドの柵に引っ掛けておきましょう。
そしてかごの中に携帯も、リモコンも、飲み物も、文庫本もとにかく手元に置いておきたいものはなんでも放り込んでおきましょう。
そうするとあら便利。ほしいものが行方不明にならずいつでも手に届く。
ベッドの上から動けない期間がある程度長い人にはこのアイテムは超便利であること間違いなし。
私も活用しておりました。
アイマスク
入院していると、意外と眠れません。
理由はいろいろ。
入院のストレス、痛みなどの不快症状、人の気配、騒音、日中の活動が少ないことやついついお昼寝をしてしまったりなどの理由から入院中って不眠になりやすいもの。
私が気になったのは医療機器が正常に動いていることをお知らせするランプの点滅です。これが延々チカチカ光ってて気になって仕方なかったです。
そこで少しでも安眠をもたらすためにアイマスクはおススメ。
このアイマスクはお値段4700円とちょっとお高めですが耳まで覆ってくれるので耳栓の効果もあり、音と光の両方を遮断してくれます。
ペンライト
容赦なく、時間になれば消灯ですと言って真っ暗になるのが病院です。
ちょっとトイレに行きたいなとか、ちょっと水が飲みたいなと思っても真っ暗で見えません。
かといって枕元の電気をつけるのも周りの人のご迷惑だし。
そんなとき、便利なのがペンライト。
自分の足元だけを照らしてくれて周りの人にもあまり気にならない程度の光です。
こちら、2080円とまぁまぁのお値段です。
職業柄、私はいろーんなペンライトを購入して使ってきましたが、とにかく一つ言えることは、安いやつはすぐ壊れる!
ペンライトなんて今や100円均一でも売ってるんです。でもね、やっぱりね、安いやつはすぐ壊れちゃうんです。それに光があまりにも弱い。いくらペンライトって言ったって弱すぎるだろ、何も照らし出せてないわというペンライトもあります。
せめて2000円くらいは出さないとちゃんと使えるやつは買えないというのが私が出した結論です。
快適イヤホン
テレビを見るにも、携帯で動画を見るにもとにかくイヤホンが必須なのが病院。
音が出るものを聞くときにはとにもかくにもイヤホンです。
となると、ただのイヤホンよりちょっといいイヤホンがいいですよ。
というわけで、寝ながらでも痛くならないイヤホンがおススメです。
お値段も1200円ちょいとお手頃です。
さいごに
入院はしないに越したことはありませんが、突然入院になるとこもありますし、家族が突然入院して自分が身の回りの準備をしてあげなくちゃいけないなんてこともあるかもしれません。
そんなとき、スムーズに準備をしてくれたり、あったらいいなを持ってきてくれたりするととっても心強いものですよ。
いろんな便利グッズを活用して入院生活を少しでも快適に過ごせるよう、工夫してみましょう!
最後までお付き合いいただき有難うございました。
宜しければこちらもお願いいたします。