男女の考え方の違いから考える妊活を夫婦で協力するためには
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
先日もお伝えしましたが、妊活に励む女性のおよそ9割もの人が妊活にストレスを感じています。
そのストレスを少しでも軽減するためには夫婦の協力は不可欠です。
でも分かりあって結婚したはずの人なのに時々うーん違うんだよなあって思ったり、え?そう思うの?って感じたり。そういう些細なことからチクチクと心に小さなとげが刺さっていく。そういうことってありませんか?
その小さな違和感とかモヤモヤした感じってどこから生まれてくるんでしょうね。
それはそもそも男性と女性という性別の違いが大きいのかもしれません。
今日は男女の脳の違いからくる考え方の違いとそれを踏まえたうえでの妊活の取り組み方を考えてみたいと思います。
本日のメニュー
- 男女の思考の違いはなぜ生まれるのか
- 妻は感情優先、夫はデータ優先
- 妻は拒まれることが、夫は能力不足と判断されることがこわい
- 相手が同じ考えをするなんて思っちゃダメ
- 考え方の違いをうまく利用しよう
- 男性には一つずつ協力要請を
- まとめ
男女の思考の違いはなぜ生まれるのか
男性と女性では脳の使い方が違います。
女性は子供を産み育てることに特化した本能を持っていて、男性は外で仕事をすることに特化した本能を持っています。
だから男性は一点集中型で複数のことを同時進行させることは苦手ですが、女性は同時に複数のことを進行させることが得意です。
料理一つとってみても分かります。
女性は冷蔵庫にあるものをうまく組み合わせて同時に数品のメニューを作ることが出来ますが、男性はどちらかというと材料を買ってきて時間をかけてじっくりひとつの凝った料理を完成させることを得意としますよね。
脳の構造そのものも男女で違いがあるようです。
女性は右脳と左脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」と呼ばれる部分が男性より太く、短く、丸みがあります。そのために女性は右脳と左脳の間での情報交換が早くより濃密に行えるため一度にたくさんの情報をさばけるので、複数のことを同時進行させることが得意になったんです。
では、こうした脳の構造さえも違う男女が手を取り合って妊活していくとどんなすれ違いが起きやすいのでしょう。
妻は感情優先、夫はデータ優先
病院の選び方からして夫と妻では違うかもしれません。
夫は病院の実績データとか先生の肩書とかそういったデータで病院を選び、妻は先生の雰囲気とかスタッフの対応とかそういったことに重点を置きがちではないでしょうか。
結果が大事な夫にしてみればちょっと先生と気が合わないくらいなんだよと。大事なのは妊娠することなんだから、ちょっと我慢して実績にある病院に通院した方がいいでしょう。
でも妻はそう思いません。通うのは私だし、毎回ちょっと感じが悪いと思う医者と話をしながら治療をするのはやりづらい。
妻は感情が優先されていて、夫はデータが優先しています。二人の論点は違うのでいつまで経っても解決策は生まれないのです。
妻は拒まれることが、夫は能力不足と判断されることがこわい
不妊の原因が妻にあった場合でももちろん妻は落ち込むし、罪悪感も感じます。しかし、その落ち込みは男性の方が半端ないのです。
それは男性の方が狩りをして獲物をしとめる仕事により自分の存在意義を証明してきたからです。自分の能力を証明することこそが男性の生きがいであり、それがないと分かると生きている意味を見失います。
生殖能力も自分の能力の一つですからそれが乏しいと判断されることはある意味自分自身を否定されているような気持ちになるんです。
もちろん女性も同じですが女性よりもその感情を強く抱きやすいということです。そこを理解していないと、妻が思っている以上に夫は深く傷ついているということがあります。夫が自分には問題がないと思いがちなのも男女の違いからくるのかもしれません。自分の能力に自信を持ってないと生きていけませんから、もしかしたら自分に原因があるなんて考えたくもないし、考えつかないのかもしれません。
逆に妻は、人間関係を重視します。子供を産み育てる本能のある妻は周りの人たちとうまくやっていこうという気持ちが強いのです。ですから、人から拒否されることを恐れ、夫からの拒否は最も恐ろしいのです。
だから妊活にもっと協力してほしいと思っても拒まれるのが怖くてなかなか言い出せないということもあります。
こうした男女の脳の違いからくるすれ違いを埋めるためにはどうしたらいいでしょうか。
相手が同じ考えをするなんて思っちゃダメ
好きあって結婚したんだし、あなたはきっと私と同じように感じてくれるはず。なんて、幻想です、夢です、幻です。
脳の構造さえも違うのですから同じものを見て同じ感情を抱くとは夢にも思ってはいけません。
相手の発言に対し、そうじゃないんだよな、違うと思うんだよな。そう思って当然なんです。
相手のことも否定せず、私はこう思うよとかこう感じたよということは伝えていきましょう。相手の考えや感情は伝えなきゃ一生伝わりません。でも拒まれることが怖い女性は我慢しがちですが、そこは男性も理解してあげてください。「僕はこう考えたけど、君はどう感じた?」って相手の意見を聞き出してあげてください。うちの主人はそれが得意です。
考え方の違いをうまく利用しよう
たとえ、相手が自分と同じように考えたり感じていなかったとしてもそこに対してなんで同じように考えてくれないんだろうと悩んでも仕方がありません。そこにいちいち苛ついてもストレスになるだけ。
それなら、その考え方の違いや物の見方の違いをプラスの方向に捉えてみましょう。たとえば、女性は感情に流されやすいですが男性は合理的でデータ重視。
先生から治療について説明を受ける場合、女性はその治療法の説明を聞いて「うわー痛そう」とか「なんか大変そう。」と考え男性は治療の成功率やリスクなどメリット、デメリットのことを判断しています。双方の考えを合わせて判断すればバランスのいい判断が出来るはずです。
男性には一つずつ協力要請を
男性は一つのことに集中して取り組むことが得意なので不妊治療についての知識の習得もやる気さえ芽生えればとことん調べてくれるはず。ご主人に「ここがよくわからないんだよねぇ」なんて困っている感じを出してお願いすれば、とことん調べてくれます。「あなたは治療について調べること担当ね。調べたこと私にも教えて。」と役割を与えてこれについて取り組んでほしいと伝えるのもいいかもしれません。でも注意しなくてはならないのが一つのことに集中して取り組むのが得意なのでいくつも同時にお願いするのは避けた方がいいでしょう。一つ終わったら次、というふうに順番に一つずつお願いした方が効果的だと思います。
まとめ
不妊治療に限らず、気が合うと思って結婚したはずなのに長く一緒にいると考え方の違いや感じ方の違いに戸惑うこともたくさんあります。それに女性は共感してほしいと望む傾向が強いので男性からの同意が得られないとモヤモヤしがち。
でも脳の構造がそもそも違うっていうんだから考え方が違って当然だし、育った環境だって違うんだからすべてを理解しあうなんて無理なんです。
それなら逆に、その違いをうまく利用してお互いの意見を尊重してお互いが得意なことを分担したりしたらきっとうまくいくような気がします。
でも今日お伝えしたことはあくまで男女の違いの傾向ということなのですべてが全て当てはまるとは限りません。夫婦のカタチは夫婦で作っていくものなので、色々試行錯誤をしていいカタチを作ってください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
宜しければこちらもお願いいたします。