不妊治療で夫婦の絆を深めるためには三つの「感」をどう乗り切るかだ
こんにちは。天使ママのお部屋へようこそ。
今日は妊活のことを書いていきたいと思います。
妊活は夫婦二人で臨むもの。
だけど時には妊活が原因で夫婦仲が悪くなったりすることも。
健やかなるときも、病める時も、共に敬い、愛し、慈しむことの難しさよ・・・
でも、子供を授かるために夫婦仲が悪くなっちゃうんじゃ本末転倒。
子供を授かるための活動なんだからその活動を通して夫婦仲は深まるくらいじゃなくちゃ!
実際、私は不妊治療を通して夫婦の絆は深まったんじゃないかなと思っています。
そんな私たち夫婦はどんなふうに不妊治療に取り組んでいたかを書いていきます。
どうしても感じる不公平感
人生は活動の連続。いきなりなんぞやって感じですね。
部活、就活、婚活、妊活、保活、・・・終活!
一人でやる活動もあれば複数人でやる活動も。
妊活は夫婦二人で取り組む活動。
不妊治療だって妊活。
この妊活ってやつは厄介ですよね。夫婦二人でやるものなのに、不妊の原因の半分は男性の可能性だってあるのにどちらに原因があろうとも女性に負担がかかってしまう。
検査ひとつとってみても男性より女性のほうが圧倒的に検査項目が多い。
妊娠の原理において女性の要因が多いから仕方ないんですけどね。
子宮はどうだ、卵巣はどうだ、排卵はどうだ、卵管はどうだ、ホルモンバランスはどうだ、とそれはそれは取り調べがきついきつい。
私が犯人だと決めつけて捜査しないでよ!って気持ち、になるかどうかは人それぞれとは思いますが・・・。
私だってその不公平感はやっぱり感じました。
どちらに原因があっても感じる罪悪感
自分の側に原因があったら自分のせいでこの人をパパにしてあげられないんだと自分を責めますよね。
男性側に原因があったら自分のせいで行かなくてもいい病院に通わせてしまっていると落ち込むと思います。
さらに病院通いが長くなってくるとこの罪悪感は強くなっていきます。
主人も検査結果が出た後、「やっぱり自分に原因があったな。そうじゃないかと思ってた。」とぼそっと呟いていました。少なからず、ショックだったんだと思います。
その後も時々「ごめんね」という言葉を聞きました。そこには自分のせいだという罪悪感があったんだと思います。
終わりが見えない不安感
妊活でも治療でも時間が経つほどにいつまでこれは続くんだろうと考えます。これだけの時間とお金を掛けて何にもならなかったらどうしよう。子供が出来なかったらどうしよう。もう駄目なんじゃないか。採卵できなかったらどうしよう。次の移植でだめだったらどうしたらいいんだろう。高齢出産でなにかあったらどうしよう。とにかく不安です。次から次へと不安は尽きません。
この「不公平感」「罪悪感」「不安感」の三つの「感」が不仲の原因につながるのだと思います。
では、この三つの「感」にどう立ち向かおうかってことです。
不公平感は発想の転換
この不公平感。これはもう諦めました。
だってもう人間に性別というものがあって生命が誕生する仕組みの上で仕方ないんですもん。
そのかわり、赤ちゃんを授かれた時その喜びを一番身近に感じられる特権も持っているという発想の転換ですね。
女性に生まれた特権だということにして不公平感は諦める!
罪悪感は相手がカバー
罪悪感。これは相手が寄り添うことが大事なんじゃないかと思います。
原因が分かってどちらかに問題があった場合、問題を指摘された側は深く傷つき、自分を責め、悲しんでいるということをパートナーは理解し、温かく包み込んであげること。決して、絶対に、何があってもそのことを責めてはいけない。そこを責めたら終わりだと思います。
私もそこは慎重に、私が通っていたクリニックでは男性不妊の治療については何も言ってくれなかったのでネットや友人の勧めがあったサプリなどを調べたりしましたがこれも私一人が調べたりしてこれがいいらしいと勝手に買ってきたりしてはいけないんじゃないかと思いました。
一緒にというのが大事だと思います。パートナーの問題を一緒に解決しようと取り組む姿勢が大事です。一緒にネットを検索したり、今日友達からこんな話を聞いたよとかリアルタイムで報告したり、一緒にサプリを買いに出かけたりと、一人で進めるのではなく、必ず一緒に調べたり、話したり、買いに行く。思考と行動を共にすることが大事だと思います。
不安感は共有しよう
不安感。これはもうどんどんアウトプットしていくこと。
一人でもやもやと不安な気持ちを抱えているとそれだけでどんどん負の感情が湧いてきて八つ当たりしてしまったりする、そして自己嫌悪という負のスパイラルにどはまりします。負の感情も共有する。
八つ当たりになる前に私はこれが不安だよっていうことを伝えあう。
解決策が浮かばなくてもいいんです。ただ不安だという気持ちを伝えあうだけで軽くなるし、言葉にすることで客観視しやすくなります。改めて自分はこういうことが不安なんだって捉えることができます。
でも私はアウトプットが苦手です。特に負の感情のアウトプットが。こんなこと言ったら相手も気分を害するであろうことについて言及することが出来ません。溜めて溜めて爆発!という爆弾女の典型でした。
しかしその爆弾が爆発する前にうまく信管を引き抜いてくれるのが主人でした。
超エリートの
爆発物処理班なのです!
営業マンの特性なんでしょうか、それとも元々持っているものなんでしょうか。わずかな変化を逃さないというか、とにかく察知する能力が高いのです。ほんの少しだけ私がヒントを出せば必ず私の気持ちを当てることが出来ました。
でもそれって相手のことをしっかり見ているってことなんだと思います。
ありがたいことに、飽きもせず私にずっと興味を持ち続けてくれているということなんだと思います。興味をもってみていればわずかな変化にも気が付くことができるということなんだと思います。
自分からのアウトプットも大事。そしてそれを見逃さない相手のキャッチ能力も大事です。
そしてそれに欠かせないのがコミュニケーション!
1にコミュニケーション、2にコミュニケーション、3・4がなくて5にコミュニケーションです!
忙しくても一日一回は同じ食卓に座るとか、寝る前には少し話をする時間を設けるとか、意識して話をする場や時間を作ることが大事。
個人的におススメなのはお風呂です。お風呂一緒に入りませんか?お風呂ってリラックスする場なんです。開放的になれるんです。声が響くので小さな声でも相手に聞こえるんです。向かい合わなくても話が出来るんです。
だから面と向かってだと言いにくいようなことでも、小さな声でも、相手に伝えることが出来るんです。
よく芸能人の離婚理由にすれ違いというのが出てきます。
お互いが意識して努力をしなければすれ違いは必ず生じます。当たり前ですよね。エスパーじゃなきゃ相手が考えていることなんてコミュニケーションなしに分かるわけがないんですから。他人が一つ屋根の下で一緒に生きていくにはそれなりの努力が継続的に必要でその努力をやめた時点でゴールは見えてしまっています。
まとめ
どんなことも二人で共有して一緒に考え、一緒に活動し、密にコミュニケーションをとる!
というのが夫婦で仲良く妊活していくコツだという結論に至りました!
いかがでしたでしょうか?共感出来たり、ちょっとそれは違うって思ったりしたと思いますが、一部分でも参考になったと思ってもらえたら嬉しいです。
私たちはまだ妊活の途中です。でもこの妊活を通してお互いが成長できたんじゃないかと思います。改めて私は主人と結婚してよかったと思ったし、負の感情であっても伝えることが大事なんだと、そして慎重になるべきなのは伝えるか否かではなく伝え方なんだと気付くことが出来ました。
だからこそ、子宮全摘出の危機に瀕した時に子供を諦めても二人で生きていく選択を即決することが出来たんだと思います。
あ、その時のことはこちらに書いてあります。ご参考までに。
今日は初めて目次機能を使ってみました!また一歩、良質なブログへ前進できたかな?
ということで、今日も最後までおつきあいただきありがとうございました。
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