天使ママのお部屋

体外受精、双子妊娠、22週流産、癒着胎盤を乗り越えてベビ待ち中のナースのブログ

男の妊活っていうのは奥さんのサポートだけじゃないんだよ

こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。

妊娠のメカニズムに引き続き、妊活に関する記事をお届けしたいと思います。

今日は男性の妊活についてです。

妊活は女性だけのものではないのです。

今日は男性の妊活にスポットを当てていきたいと思います。

 

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不妊症の現実

妊娠するかしないかは女性で決まる、そう思われてしまいがちな世の中。

妊娠のメカニズムのほとんどが女性の体の中で行われるからそう思われてしまうのは当然かもしれません。でも現実はどうなのでしょうか。本当に女性に原因があることがほとんどなのでしょうか。

 

不妊原因の割合

WHO(世界保健機関)の調査によると男性に原因のある不妊が24%、男女ともに原因のある不妊が24%でおよそ半分は男性にも原因があるんです。

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男性の主な不妊原因

男性にも様々な不妊の原因があります。いくつか代表的なものを挙げていきます。

 

精子形成障害

これは最も多い原因で全体の9割を占めます。

精子が精巣で作られる過程に何らかの問題があって精子数が極端に少ない、あるいは精子がいないという状態のことです。

しかし、その何らかの問題が何なのかはっきりしないことが多いのです。それ故に解決策も確立されていないのが大きな問題点です。

 

性機能障害

実は女性より繊細でデリケートな男性の性機能のメカニズム。精子がどうこうの前に夫婦の性生活がうまくいかないということが少なくありません。

この原因の多くは心因性。つまりはストレスだから厄介です。薬でどうのこうのできる問題ではないのです。

 

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精子通路障害

精子が精巣から出てきたまではいいけれど、先日の妊娠のメカニズムで言うところのロケットに乗ってワープしてってところが詰まってしまって発射できないよってことです。

主な原因としては射精時の弁の機能不全により膀胱に精子が逆流していしまう逆行性射精や感染症による精巣上体炎や精のうの炎症などが挙げられます。

 

不妊治療をしようと思うなら

このように、男性にも様々なケースがありますので不妊治療を開始しようと病院に行くのであれば最初から夫婦二人で受診することをお勧めします。

女性の検査を一通りしてから男性の検査をするのでは時間がかかりすぎてしまいます。二人いっぺんに同時進行で検査をした方が効率が良いと言えます。

 

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男性の妊活とは

妊娠しようと努力するのは女性だけのことではありません。男性にも不妊の原因がある可能性が半分はあるわけですから妊活するなら男性も一緒に取り組むべきです。

女性の妊活を応援するだけじゃない、もっと能動的な男性の妊活をご紹介したいと思います。

 

日常生活で気を付けることは4つ!

男性が日常生活で気を付けることができる妊活は4つあります。

・睾丸を冷やす

え?逆じゃないの?と思われるかもしれませんが、妊娠のメカニズムのときにも書きました通り、精子を作るのに適した温度は約32度。体温より4度も低いのです。だから睾丸は体の中ではなく、外にぶら下がる形になっているのです。つまり、血行を良くしようと長風呂するのは血行促進にはよくても精子の製造を妨げる意味では逆効果。風呂桶にひと肌より少しぬるめの温水を用意して5分程度冷やすと効果的ですよ。

 

・トランクスをはく

女性も締め付けは厳禁ですが男性もそれは同じ。そして睾丸が体に密着してしまうと温度が上がりすぎてしまうのでトランクスなど風通しがいい下着を選びましょう。

 

・定期的に精子を放出

常に新しい精子を作り、放出していた方がより活発な精子を作り出すことができます。ストレスによる性機能障害を予防するためにも週に1回くらいは精子を放出しましょう。

 

・飲酒、喫煙は控えめに

深酒は勃起不全を招きます。また、喫煙は生殖器官の血流を妨げるので禁酒、禁煙が無理でも量を減らす努力は必要です。

 

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男性の妊娠力を高める食べ物

特に男性にいいと言われている食べ物を栄養素毎にご紹介したいと思います。

 

ビタミンA→抵抗力をつけて体を活性化!

卵、うなぎ、レバー、小松菜、ほうれん草

 

ビタミンB→疲労回復、スタミナアップに欠かせない!

うなぎ、大豆製品、シイタケ、豚肉

 

亜鉛精子の製造能力アップ!

牡蠣、ほたて、たらこ、牛肉、ショウガ、ナッツ類

 

アルギニン→細胞の活性化を促進!

豆みそ、ナッツ類、玄米、ゴマ

 

男性妊活サプリ

食べ物で取り切れない栄養はサプリで補うのもありだと思いますが、正しい認識をもってサプリを摂取しましょう。

まず、基本的にサプリの効果は3カ月摂取し続けないと効果は期待できないということを念頭に置いてください。

それぞれの栄養素にはどのように効くのか意味があります。その意味を知ったうえで、目的に合ったサプリを選びましょう。

 

抗酸化ビタミン

精子活性酸素の攻撃を受けやすいので活性酸素を減らすことができる抗酸化ビタミンのサプリメントを取ることは効果があるとされています。

 

コエンザイムQ10やL-カルニチン

軽度の乏精子症や精子無力症に効果があるとされていて病院でも処方されることがあります。また、食事からは摂取しづらい要素でもあるのでサプリでの摂取も推奨されています。

 

亜鉛

亜鉛はホルモン分泌を促し、精子の製造を助けると言われていますが、中には精液の増加には役に立つが精子そのものの製造には関係ないとも言われています。

 

ビタミンE

血行を良くして精子の運動機能をあげると言われています。

 

我が家で試しているサプリ

我が家は精子の元気が足りない不妊症だったのでこれを選びました。どこのドラッグストアでも取り扱いがあるしとりあえず始めてみるにはお手軽価格。サプリのおかげなのか、ストレスが改善されたおかげなのか、数か月後の主人の検査結果は断然改善していました。

 

 

もう一つ。機能障害に効くかしらと思い摂取を始めたところ本人はとてもお気に入り。性機能に対してもそうですが、普通の生活においても疲れにくくなったと喜んでいたのがこれでした。

 

 頑張ったら結果が気になる

サプリやら生活習慣やら工夫してみたらその結果を知りたいですよね。それが自宅でお手軽にできるとしたらどうでしょうか。

今はそれが自宅で分かるキットがあるらしいです。

 

ただし、目安でしかないということは心にとめておいてくださいね。これで動きが見えないから病気だというわけではないです。何度か試してみても精子が見えないなと思ったらまずは医療機関を受診しましょう。

 

まとめ

こうして並べてみると、男性にも色々やれることはあるんですね。不妊治療や妊活に勤しむ自分の愛する人のためにやれることは家事を手伝ったり話を聞くだけじゃなかったんですよ。

もちろん、洗い物してくれたり、話を聞いてくれたり、そういったことも大切ですしありがたいことです。でも他人事ではない一緒にやる妊活というのは自分自身も生活を変える努力をしたり、体質改善を心がけたりする事が大切だと思います。

 

参考文献

 

参考サイト

xn--h9jxmra7098b.jp

www.amoma.jp

 

こちらのサイトは男性不妊に限らず、妊娠にまつわるいろんな情報を得ることが出来ます

男性不妊 | 不妊治療情報サイト【子宝ねっと】

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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