今日という日の終わりに
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
今日は、日本人にとって特別な日ですね。
あれから6年です。
今日は弟の誕生日でもあります。
誰かが生まれた日であり、誰かが亡くなった日でもあるんです。そんなの毎日がそうであり、当たり前のことですがやはり今日という日はあまりにも亡くなった人が多すぎて特別です。
当時勤めていた病院から数カ月にわたり、職員が順番に派遣されました。医師、看護師、薬剤師、医療事務、多くの人が震災を目の当たりにして、それを報告してくれました。また、東北からヘリで患者を転院搬送してきたりもしました。
あの映像は今でも忘れません。
人はいつか死ぬけれど、本当に予告なく突然死ぬことだって十分にありうる。
おはようと言って一緒に目覚め、行ってらっしゃいと言って送り出した人が帰ってこない。そんなことが明日おこるとも限らない。
私も死ぬかもしれないと思ったらいろんな人に会いたくなりました。
死ななかったからこそ、無事に元気になれたからこそ、いつか会えるじゃなくて会う機会を自分で作ろうと思いました。
そして今日、かつての職場の方々と同窓会を行いました。
みんなもう今はバラバラの場所で働いている医師と看護師たちです。
数年ぶりに会う人たちばかり。
当たり前ですが近況を聞かれます。
「結婚したの?」
「子供は?」
聞かれると思っていました。でも自分でも驚くほど普通に話すことが出来ました。
相手はみんな医療者。理解が早くて助かります。少し状況を話せばそれがどれだけ大変なことであったか察してくれます。
ありがたいですね。温かいですね。
いつか会えるを実現させて良かったと思いました。
大切な仲間とちゃんとつながれて本当に良かった。当たり前ではない奇跡です。
6年前のこの日、たくさんの悲しみに見舞われてしまった方々に哀悼の意を込めて。