天使ママのお部屋

体外受精、双子妊娠、22週流産、癒着胎盤を乗り越えてベビ待ち中のナースのブログ

天使ママにもいつか朝は来るのだと思うよ

こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。

今日は久しぶりに、天使ママの事を書きたいと思います。

最近の私の出来事や、同じような経験をされた方の参考になればと思います。いや、参考にはならないかもしれませんが、流産したその後の経験談や考えていることとかっていうのも貴重かなぁなんて、思ったりもして。

今日はそんなことを。

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最近、流産して初めて妊娠中の友人に会いました。

自分でも思っていた以上に普通に会えたこと、良かったと思います。

ちゃんと心の底から「よかったね。」と言えたこと、つわりのことや、妊婦あるあるみたいなことを一緒に話せたこと、また一歩前に進めたような気がしました。

偶然にも私がお世話になった病院で彼女も出産する予定だということがわかり、いい先生がたくさんいるから大丈夫だよと自信を持っておススメしておきました。

 

 

私は幼稚園から就職先に至るまですべてを自分の地元で過ごし、高校も看護学校も通学はすべて自転車で通える範囲です。就職先も実家から徒歩圏内で地元から一歩も出たことがありませんでした。

なので、地元の駅前を歩けば必ず顔見知りの誰かに会ったりします。

小学校の同級生のお母さんとか、前に入院していた患者さんの御家族とか直接的な関わりのあった人でなくても、顔くらいは知っているレベルの人には必ずといっていいほど出会うくらい、地元に根付いていました。

 

結婚してから住む場所は地元を離れていても、職場は変わらなかったのでずっと地元に通い続けていました。そして、流産し退職してからはなんとなく地元から遠ざかっていました。通院していた産婦人科の病院が地元なので全く行かなかったわけではありませんが、必要最低限にするようにし、無駄な寄り道はせず、直行直帰していました。

 

もし、誰かに会ったらどうしよう。妊娠していたことを知っている誰かに会ったら今の自分をどう説明したらいいんだろう。そんなにたくさん妊娠していたことを知っている人なんていないのに、そんなことに怯えていた気がします。

まぁそんな時に限って本当に電車の中で斜め前の席に座っていたのが隣の病棟で働いていた看護師でした。顔見知りで話もしたことあるレベルの人だったので妊娠のことも知っていた人でした。

き、きまずい・・・と思いつつも車両を変えるまでのことはせず、そのまま自分が降りる駅まで気が付かないふりを貫き通しました。

 

心の中ではいろんなことを考えました。

この状況、もし向こうが私のことに気が付いたとしてどう考えるんだろう。

どこからどう見ても今は妊婦に見えない。半年前は妊婦でお腹も大きかったからもう生まれたのか。でも今日は一人で外出しているのかな。え?でも生まれたての赤ちゃん置いて一人でどこに出かけてるんだろうとか疑問に思うかな。そこまで考えるだろうか。

そんなこと、考えたって仕方ないのにね。

 

今は少しずつ、友人や過去の職場の同僚に会うことが出来るようになり、自分にあったことも少しずつ話せるようにもなってきました。客観的に、ライトな感じでね。

 

幸いにも私の周りは医療者ばかり。高校の友人も医療者ばかりで小学校からの友人も看護師。なんなんでしょうねぇ、みんな気が付けば看護師になっちゃってて。だから、無粋な質問はされないし、とても気を遣ってくれるのでありがたい限りです。

 

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こうやって少しずつ、乗り越えていくものなのでしょう。

昨日、今日流産された方にとっては今はとてもそんなこと思えないと思いますが、いつかはこうやって街を歩けるようになる日も来るし、自分の経験を人に話せるようにもなります。ならないと大変です。

それには人それぞれかかる時間は異なると思いますが、明けない夜はないんです。必ず朝は来ます。焦らず、ただ待ちましょう。朝が来るために出来ることなんてないんです。夜眠ろうが眠らなかろうが朝は来ます。来るなと思ったって朝は来ます。

私も忘れたくないと思っていても少しずつあの日の夜の感情や痛みや思いやいろんなことを忘れかけています。でもそれは必要なことです。朝を迎えるために必要なことなんですよ。

忘れてしまうことはいけないことではなく、乗り越えるために必要な強さでもあります。

私のブログはなんたって「天使ママ」とタイトルについているくらいですし、きっと私と同じ体験をされた方も多く見に来てくださっていると思っています。そういった方々へ1人じゃないんだよって伝えらえたらいいなと思います。

今日は、この辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

宜しければこちらもお願いいたします。

 

 

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