子宝鍼灸で妊娠力アップ⁉鍼灸のメカニズムと妊活の関係とは
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
妊活目的で鍼灸院に通って2ヶ月が経ちました。
実感できている効果もあり、少し嬉しくもあります。
西洋医学と違って、東洋医学っていまいちその効果とか根拠とかが分からないし、金額も幅が広すぎて何を基準に選んだらいいのか分らなくて嫌煙してしまいますよね。私もたぶん友人が鍼灸師と結婚してなかったら鍼灸院に行く勇気は出なかったかもしれません。
今日は、そんな謎多き鍼灸と妊活についてご紹介したいと思います。
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鍼灸ってなんだろう
鍼灸とは鍼(はり)とお灸を用いて体にあるツボを刺激し、症状を緩和しようとする東洋医学のひとつです。
鍼灸のルーツ
鍼灸と言えば中国というイメージが強いかもしれません。確かに中国から伝わってきた医学ですが、最初に伝わってきたのは飛鳥時代。漢方薬よりも早く伝来してきたと言われています。ちなみに、西洋医学が日本に伝来してきたのは幕末ですから、日本では西洋医学よりなじみ深い医学なんですね。
明治の時代までずっと日本の医学の主流であった鍼灸がなぜあとからやってきた西洋医学に主流の座を明け渡すことになったかというと、鍼灸は内因性の病気に対しては効果を発揮しましたが、外因性つまりけがなどに対しての効果は遅く、戦争の時には西洋医学の方がはるかに役に立ったためでした。
しかし現代では研究も盛んにおこなわれ鍼灸の効果も証明されてきたため、先進国とくにアメリカなどで盛んに取り入れられるようになってきました。私が通う鍼灸院の師匠の先生もアメリカにいるんだそうです。
鍼灸の施術方法
鍼(はり)
きわめて細い、ちょっと太めの髪の毛くらいの細さの鍼を体のツボに刺して刺激するやり方です。刺してすぐに外すやり方、刺した後10分くらい置いておくやり方、刺してから鍼を動かしたり、微弱な電気をながすやり方などもあります。
ほとんど痛みはありません。手や足は無痛です。顔とか耳とか頭とかだと時にチクっとするくらいの痛みはありますがほんとにチクっとする程度なので苦痛ではありません。
お灸
もぐさを使ってツボに熱刺激を与えるやり方です。
もぐさを直接皮膚に乗せて火をつける方法と間に空間を作ったり、皮膚ともぐさの間に何らかの緩衝材を敷いて行う方法があります。
直接皮膚に乗せて着火させると火傷のような火ぶくれが出来ることもあります。昔は強い刺激の方が好まれ、長年同じ部位にお灸をし続け灸痕ができそこの皮膚だけ化石のような固さになっている人もいたそうです。
本人の希望にもよりますが、今は直接乗せるやり方より緩衝材を敷いた間接的なやり方の方が多いようです。私も間接的なやり方なのでじんわり温かい感じでした。
市販されている「せんねん灸」なども台座が付いていて間接的な熱刺激なのでほとんど火傷の心配はありません。
鍼灸師の資格
鍼灸師は専門学校や大学で鍼灸について学び、卒業試験に合格したのちに国家試験に合格して初めて鍼灸師になることが出来ます。その後も学会や研究会、講習会などで自己研鑽も積まなければなりません。
国家資格と聞くとなんだか少し安心しますね。
鍼灸の効果のメカニズム
鍼灸はけがや器質的変化に対しての効果はあまり期待できません。なぜなら、鍼灸のメカニズムがからだの治癒力を高めることにあるからです。鍼灸は自己治癒力を高め体質改善を目指す医学なのです。
なぜ、からだに鍼を刺したり、熱刺激を与えることで体質が変わるのか。そこに科学的根拠はあるのだろうかと不安になりますよね。そもそもそこがよくわからないから、鍼灸が本当に効くものなのかいまいち疑ってしまうんです。
鍼が効果をもたらすメカニズム
人は傷が出来たとき、みずからその傷を治す「自然治癒力」というものがあります。鍼はその自然治癒力を活性化せるためにわざとごく小さな傷を作る行為です。痛みを感じないほどの小さな傷であっても体はちゃんと反応します。また、鍼の刺激により筋緊張を緩和し血液循環を良くする効果もあると言われています。
しかし、なぜこの場所(ツボ)を刺激すると体のこの場所に効果があるのかということは科学的根拠はまだないそうです。代々の鍼灸師の人たちが経験上で積み上げてきた知識をもとに施術をしているというのが現状で、人によっても効く、効かないがあるようです。なぜ効くか、というより効くんだからいいじゃんって考え方みたいです。
お灸が効果をもたらすメカニズム
お灸も基本は鍼と同様です。直接皮膚の上にもぐさを乗せるやり方だと軽度の火傷による微小な傷を作ることになります。この傷を治すために自然治癒力を活性化させる、つまりは鍼と同じ原理ということです。
だとすると、今主流となっている緩衝材の上からお灸をする方法に効果があるのかと疑問に思いますよね。こちらの場合は、別のメカニズムがあります。
お灸の熱刺激により血流が良くなります。血流が良くなるとそこに滞っていた老廃物も洗い流され、同時に血液の中にある免疫物質の分泌も活性化されます。そして血流が良くなるということはより新鮮な酸素と栄養素が細胞にいきわたり、新陳代謝も促されるわけです。
鍼灸と妊活
妊活になぜ鍼灸が効くのかよくわかんないけど子宝鍼灸とか不妊鍼灸とか妊活にいいと謳っている鍼灸院を多く見かけます。鍼灸における妊活への効果とは何なんでしょうね。
妊娠しやすい体をつくる
鍼灸では自分の体に元々備わっている力を底上げすることで症状を緩和させようとします。なので、たとえば卵管が詰まっていて排卵が出来ないというような明らかな器質的原因がある場合は鍼灸では解決できません。
鍼灸は体質改善を目指し、妊娠しやすい体づくりをするというのが目的です。なので、どちらかというと西洋医学では原因不明とされた不妊症のほうが鍼灸には向いているんです。もしくは、西洋医学で器質的問題に対して治療をしながら鍼灸で妊娠しやすい体質を作っていくという方法がよいそうです。
体全体のレベルアップを目指す
鍼灸では妊娠に効くツボにだけアプローチするというわけではありません。まずは体全体を診て弱い部分を見付けていきます。私の場合は胃と肝臓でした。鍼灸の世界では胃腸は非常に重要な臓器であると考えられています。胃腸が弱いと体のエネルギーとなる栄養を十分に体の中に取り入れることが出来ないからです。
妊娠とは直接関係ない部位であっても不調な場所を一つでも減らし、体全体のレベルアップを図ることで妊娠力も高めようというのが鍼灸の考えです。
体を温める効果で妊娠力を高める
鍼灸は体の血流循環をよくし、体を温める効果があります。循環を促し、子宮への血流を増やすことで良質な卵子をつくったり、着床しやすい子宮内膜の状態を作り上げることが出来ます。私も鍼灸院に行った翌日の基礎体温がいつもより0.5度も上がっていて思わず「おぉ」と朝から独り言を言ってしまいました(笑)ただそこから数日のうちに緩やかに落ちていってしまったのですが・・・。
鍼灸にまつわるQ&A
鍼灸の効果とかメカニズムがなんとなく分かってもまだいろいろ気になることありますよね。私もいろいろ気になることがあったので、私が通う鍼灸院で診療しながらいろんな話を聞きました。私が独自に調べたこと、先生に聞いたことを基にあなたが気になる色んなことにお答えしていきたいと思います!
鍼灸院に通う費用はどれくらい?保険適応はあるの?
保険適応で鍼灸の施術を受けられる病気は限られています。
- 神経痛
- リウマチ
- 腰痛症
- 五十肩
- 頚腕症候群
- 頸椎捻挫後遺症(むちうちなど)
残念ながら不妊症は保険適応には含まれないので自費診療ということになります。
では、その相場はというと5000円~7000円くらいのところが多いみたい。
1時間と決められているところもあれば、症状によりけりで時間は変わるというところも。回数チケットで割引サービスがあるところや、施術の後にティーサービスがあるところなんかもあったり。
初めていく場合、ほとんどのところで初診料が1000円から3000円ほど掛かります。
私が通っているところは4800円なんで超良心的!ということがわかりました(笑)
鍼灸は誰でも効果があるの?
残念ながら誰にでも等しく効果が表れるというものではないそうです。私が通う鍼灸院の先生によると、鍼灸は効きやすい体質の人と効きにくい体質の人がいてそれはやってみないと分からないんだそう。
そして鍼灸にはいろんな流派があって、一つの流派の鍼灸のやり方は効かなくても別の流派のやり方だと効果がある場合もあるんですって。だから一か所通って効果が無かったから私は鍼灸が効かない体質なんだということにはならなくて、別のところでやってもらったら効果があるかもしれないそうです。
なので、自分の体に合った鍼灸院を見付けるしかないそうです。
鍼灸院の選び方にコツはあるの?
体に鍼をさすってなると心配なのが衛生面ですよね。今は使い捨ての鍼もあったりちゃんと滅菌された鍼を使うようになっているし、感染の心配はまずしなくていいんだそう。
口コミや評判で決めても結局自分の体質に合っているかどうかが肝心なのであまりあてにはならないそうです。自分の体に合うかどうかはやってみないことには分からないのでまずは行ってみる。そして何度か通って効果がないと思ったら別の鍼灸院に変えてみる。そうやって自分の体に合った鍼灸院を見付けるしかないみたいです。なかなか難しいですね。
私も2ヶ月でたった4回しか通っていませんが基礎体温が少し上がったり、肩こりが楽になったりと効果を実感できているところもあるのでこのまま通ってみようと思っています。
鍼灸やってると何か制限があったりするの?
鍼灸院に通っているからってその間は不妊治療をやめてくださいとかサプリ飲むのはダメですとかそういった制限はないです。ですが、体質改善のためにこういう食べ物は避けましょう等のアドバイスはあります。
それと、もし置き鍼をしているときにレントゲンやMRIなどの検査を受けるときは必ず検査室で置き鍼をしていることを伝えましょう。特に、MRI検査では置き鍼は取らないとダメです。
まとめ
鍼灸は自分の力を高めてくれるので不妊に限らず体全体の健康レベルがアップする感じがします。不妊治療と合わせて行うと人工授精や体外受精の成功率をさらに高めてくれるかもしれません。まずは、自分に合った鍼灸院を探すところから始めなくてはなりませんが・・・。
こちらのサイトには特に子宝鍼灸に力を入れている鍼灸院がいくつか紹介されているのでよかったらご参考までに。
実際に私が初めて鍼灸の施術を受けたときの実際の流れをまとめたものがこちら
鍼灸院の先生から教わった妊娠力を高めるためのアドバイスをまとめたものがこちら
よろしければ、合わせてお読みください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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