流産の悲しみを乗り越える4つのストレスコーピング
こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。
ストレスと聞くとあなたは何を思い浮かべますか?
人間関係、仕事の責任、育児や夫婦関係そういったことでしょうか。
または怒り、焦り、苛立ちといった感情でしょうか。
そういったことも全て一言でいえばストレスです。
ストレスとひとくくりに言ってもいろんな種類のストレスがあります。
上に挙げたような精神的なストレスもそうですが、病気やけがなどの体の不調もストレスと言えます。
今日はそんなストレスの中でも心と体両方のストレスとなる「流産のストレス」を取り挙げたいと思います。
私も流産を経験した一人として、少しでも同じ体験をされた方々の役に立てればという思いでこのブログを書き始めました。
今は少し方向性が変わりつつありますが、今日は原点に立ち返って流産の悲しみを乗り越えるためのストレスコーピングについてご紹介したいと思います。
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ストレス発生のプロセス
流産のような強い悲しみは強いストレスの要因となります。まずは、ストレス発生のプロセスをみてみましょう。
流産という出来事に対し、あなたが「あの時無理をしたせいじゃないか」などといった自分を責めるような受け止め方をした場合に対処がうまくできず、ストレス反応として夜眠れなくなったり、気持ちがいつまでも沈んでしまうといったストレス反応を生み出すというのがストレスが発生するプロセスです。
ストレスコーピングとは
ストレスが発生する過程における対処行動、これがストレスコーピングです。
ストレスコーピングの手法は様々で一種の技術であり学習し習得することが出来るものです。
ここではストレス発生のプロセスに対するコーピング方法を4つご紹介しましょう。
ストレス源に働きかける方法
ストレスのきっかけとなる出来事そのものに対して対処する方法です。
自分自身で克服するか、相手がいる場合には相手に働きかけるか、そのどちらも不可能な場合、回避するか。逃げることはいけないことと思われがちですが、ストレスに対処するためには回避行動もひとつの手法です。
流産したことを忘れたいと思ったり、街で赤ちゃんを見かけると目をそらしてしまう。これも回避行動の一つであり、ストレスを乗り越えるために必要な行動です。
受け止め方を変える方法
出来事に対する自分の受け止め方や考え方を変える方法です。
流産してしまったという事実に対し、何もかも自分のせいだと考えるよりきっとまた帰ってきてくれると考えた方がストレスは軽く済みますね。こういった自分自身の捉え方や考え方を変化させることで気持ちも楽になります。
ストレス反応を鎮める方法
既に現れているストレス反応を軽減させるための対処行動です。
私もしばらくは夜が眠れず睡眠薬をもらっていました。休息や睡眠は大切な対処行動の一つです。気分転換を図るためにお出かけしたり、マッサージに行ったりというのもいいですよね。
周りの支援によるコーピング
自分自身の力だけで流産という強い悲しみを乗り越えることは難しいと思います。ご家族の支援や必要であればカウンセリングを受けたり、同じ体験をされた方たちのネットの掲示板を見たりなどということもコーピングの一つになります。
ストレスコーピング最初の一歩
まず初めにやるべきことは、ストレス反応を鎮めることです。
夜が眠れないのであればまずは眠れるようになること。
わけもなく涙が出て悲しくなってしまうとしたら感情の動揺をなくすこと。
出来るだけ体と心を休めて気分転換を図り、自分の心に安らぎを取り戻すことがまずは最優先です。
それから流産という悲しい出来事に対する考え方や捉え方を見直してみましょう。産んであげられなくてごめんなさいという罪悪感や自分を責める考え方を転換させ、少しの間でもママとパパにしてくれてありがとうという前向きな捉え方に転換させていきましょう。
私は今では流産という一大事を乗り越えたことで夫婦の絆が深まったり、二人で一緒に仕事をしていくという新たな目標が出来たりして人として強くなれたかなと思っています。
ストレスコーピングで大切なこと
ストレスの感じ方や対処の仕方は人それぞれです。乗り越えるまでに要する時間も様々です。周りの尺度に振り回されず、あなたのペースで対処方法を見付けていければいいんです。
人によっては「あんまりいつまでも引きずってないで」とか「次があるわよ」とかそんな言葉をかけてくる人もいるかもしれません。そういった言葉に傷つくことも自然なことですし、それを受け止められないからといって自分を責める必要もありません。
ただそういった言葉をかけてくる人も励まそうとしているということは忘れないでください。その気持ちだけ受け取るようにしてあとは忘れましょう!
さいごに
私もふとした時に流産した時のことを思い出したり、去年の今頃はこうだったなぁとか考えたりします。きっといつまでもそうやって忘れずにふとした時に思い出すものなんだと思います。無理に忘れる必要もないと思います。
水子供養のお寺に預けるかどうかもそうした方がいいと思える時までずっと自分の手元に置いておいて良いと思いますし、こうしなくてはならないということもないと思います。
私が入院していた病院では「大切な赤ちゃんとお別れをしたお父さん・お母さんへ」という冊子を頂きました。そこには同じような体験をされた先輩ママ・パパの体験談や気持ちがたくさん載っていて、それを読むことで私の気持ちも少し軽くなった気がしました。
ネット上のサイトもありましたので、こちらに載せておきます。
【天使の梯子】
流産・死産・新生児死でお子様を亡くされた家族の方へ〜【天使の梯子】〜
最後までお付き合いいただき有難うございました。
宜しければ、こちらもお願いいたします。