天使ママのお部屋

体外受精、双子妊娠、22週流産、癒着胎盤を乗り越えてベビ待ち中のナースのブログ

身近な人が流産したらどう対応したらいいの?

こんばんは。天使ママのお部屋へようこそ。

さて、今日は天使ママのことについてです。つまり、流産の事ですね。

流産した事ってあんまり語られないですよね。辛いから。

私も流産して半年が経つ今だからこそ、少し客観的な記事を書けるかなって気がします。正直、流産についての情報を集めるのも辛かったもんですから。

自分の身近な人が流産してしまったとしたらどう接したらいいのか、悩むのではないかと思います。

とてもデリケートな問題であり、だからこそ戸惑うこともたくさんありますよね。

今日はそんな流産した人を取り巻く人たちが少しでも対応の仕方のヒントになるような情報を提供できればと思い、記事にします。

 

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こんな対応だとありがたい

流産した女性に対するありがたい対応を友人の場合と家族の場合にわけて考えていきたいと思います。

 

友人・知人の場合

友達が弱っていたら助けてあげたいという気持ちも分かりますが、こればっかりは誰かに何かしてもらったって赤ちゃんが返ってくるわけでもないので一番はそっとしておいてほしいと思います。悲しみのどん底にいる本人は他人に気が使えるほどの余裕なんてないです。人と関わること自体が疲れてしまいます。

「今は体を大事にしてね」とか体と心をいたわるような言葉かけをしてそっとしておくというのがベストだと思います。

 

家族の場合

共に悲しむ。支えてあげなくちゃって考えて無理に励ましたりせず、一緒に悲しんだらいいと思います。でも、本人より感情を露にすると本人がうまく悲しめなくなるので大げさに泣きさけんだりはしないように。そしてだまって寄り添っていてあげるだけでいいと思います。余計な言葉かけは逆に傷つけることがあります。ただだまって手を握っているだけでも流産した女性の心をいやせると思います。

 

こんな対応は傷ついてしまうかも

励まそうとするのはとにかくNGです。実際私が他の方のブログなどで見かけた傷ついた一言などを取り上げてみます。

 

「また次があるよ。」

「まだ若いんだから、大丈夫だよ。」

次があるかどうかなんてわからない。それに次は次で別の子であり、今失った子は二度と戻らないことに変わりはない。そう思うんです。

私のように不妊治療の末にやっと妊娠した人にとって次なんてそんな軽々しものでもないですし。

 

「辛いよね。わかるよ。」

「私も○○の時すごくつらかった。」

むやみやたらとわかると共感したようなことを言うと何が?って思われてしまいます。それに自分の中で一番つらかった経験を引き合いに出されるのも困ります。だって比較対象にはならないから。その人の中で一番辛かったことでも言われた方は体験してないのでわかりません。そういった言葉は無意味だと思います。

 

「もしも○○してたら違ったかもね。」

「あの時○○してれば助かったかな。」

これは家族が言ってしまいがちなタラレバというやつです。言われなくとも嫌と言うほど本人は考えています。あの時のあれは予兆だったのかなとか、行く病院の選択が間違ってたかなとか。家族もそういう気持ちになるのは分かるしつい言いたくなるのも分かるんですが、本人にしてみたらまるで責められているような気持ちになることもあります。どれだけタラレバを言ってみたって結果は変えられません。

 

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夫婦間の対応

一番悩むのが夫婦間の対応ではないでしょうか。流産した妻をどう支えたらいいんだろう、夫が私の気持ちを分かってくれなくて辛い、などお互い悩みますよね。

これが正解というのはないと思います。言葉の受け止め方って人それぞれ違うし、性格によってこうしてもらう方がいいとか嫌だとかっていうのは違うから。

なので、私の経験でのことをここでは書いていきます。

 

悲しいのは私だけじゃない

私が一番忘れちゃいけないと思っていた大事なことは主人も子供を失った悲しみは同じということです。例え、自分と同じような悲しみ方をしなくても、それは表現の仕方が違うからであって悲しくないわけはないんです。だから支えてもらおう、受け止めてほしい、支えてほしいっていう一方的な気持ちだけではなくてお互いに支えあって乗り越えていこうっていう気持ちが大事だと思うんです。自分だけじゃない。今悲しみのどん底にいるのは自分だけじゃないんだって思う方が少し勇気も持てる気がします。

 

一緒にいることが大事

私の主人は入院中、とにかく毎日お見舞いに来てくれていました。人によってはどうしても仕事が休めないこともあると思いますが、主人は長期休暇を取って毎日来てくれていました。別に来て何をするってわけじゃないんです。ただそばにいてお互いスマホ見てるってことだってあります。それでいいんです。そばにいることが大事だと思います。退院してからも1ヶ月休みを取ってずっと一緒に居ました。それが何よりもありがたかったです。

 

優しい気遣い

そして言葉かけにも気遣いを感じました。「大丈夫?」って私に聞いてから「だめだ、大丈夫って言っちゃいけないんだった。大丈夫かって聞いたら大丈夫だって言うもんね。」と自分を戒めるようにつぶやきました。思わず笑ってしまいましたが主人なりにとても色々考えて言葉を選んでくれているんだってわかってうれしかったです。

 

原因検索より感情を受け止める

気持ちを受け止めてあげることってとても大事で男性はつい原因検索とか次の対策とか考えたくなっちゃうところがありませんか?なぜこうなっただろうかって考えることも大切ですが、それを子供を失ったばかりの奥さんに言ってしまうとまるで責められているような気持ちになってしまいます。同じ「なんで?」でも「なんでこうなったの?」ではなく「なんでそう思うの?」だと気持ちを聞こうとしてくれているって感じがします。

 

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まとめ

女性と男性では体の造りが違うから流産と言う事実に対する受け止め方、感じ方も違って当たり前です。同じように感じることはできません。

だから夫婦でお互いの気持ちをわかりあう意識が大事だと思います。

友人や知人の人たちは無理に励まさず、気持ちを聞いてあげることが大事だと思います。流産をきっかけにそれまで親しくしていた友人と疎遠になってしまう。そんなこともあるかもしれません。私も実際そうですね。

時間が経って、会ったとき「思ったより元気そうだね。」なんて言葉でも実は傷つくこともあります。本当に立ち直っているかなんてことは本人しか分かりません。そういった言葉より、今までと同じように接してくれる方が助かります。今まで変わらず、最近行った美味しいお店の情報でも教えてくれる方がいい。そう思います。

言葉の受け止め方は人それぞれ違うのでここに書かれていることがすべて正しいとは限りません。良かれと思って書いたことも人によっては不快な気持ちにさせてしまうこともあるかもしれません。一つの参考になればいいなと思って書いています。

経験者にしかわからないこともあると思うので。

では今日はこの辺で。

長い記事となってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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